警備員の男女比率は、会社によって違うでしょうけど、私が所属する会社では、女性は全体の5%くらいだと思います。つまり、20人に1人ですね。
女性が増えているといわれますが、まだまだ男性主体の業界でしょう。
1つの現場での警備員の数は、平均的には5人くらい。その中に女性が含まれることは希です。
女性といっても年齢層がありますが、20代の若い女性がいると、雰囲気がガラリと変わります。
ある30代の隊長は、相勤の男性たちとは事務的な会話しかしないのですが、若い女性警備員に対しては、ニコニコと積極的に話しかけていました。
おいおい、あんたは女性には愛想がいいんだな……と思ったものです。なに色気づいているんだか……(^_^)b
またあるベテラン警備員(40代)は、普段は無愛想で無口なのですが、新人の若い女性警備員が来たときには、ヘラヘラと饒舌に話しかけていました。その豹変ぶりに、内心驚きましたね。
その娘は、私から見ても可愛い女性でした。私は会話には加わりませんでしたが、「あなた、なぜ警備員なんかやってるの?」と思いましたね。性別に関係なく、若いというのは選択肢がたくさんあるはずなのです。警備員になるのに、試験も面接もないので、簡単に採用される手軽さはありますが、もっといい給料を得られる仕事は、若い人ほど有利です。
男ばかりの現場だと、下ネタ話が出てきたりします。
無線を使う現場で、
「巨乳のおねーちゃんが通過中」
などと、無線が飛んできたりします。
こらこら、それは研修のときに、やっちゃいけない事例として出てきたものじゃないか。それをベテランがやってますからね。困ったものです。
これが女性警備員がいると、ピタリと出てこないのです。いつもの軽口はどうした?(^_^)b
男性ばかりの職場というのは、独特な雰囲気があります。たとえるなら、男子校みたいな空気感ですね。男同士の暗黙のルールみたいなのがあって、そこに女性が入ってくると、かき乱されるのだと思います。
いつもはキツいことをいう隊長が、女性がいるとやさしくなったりします。あれ、いつもと違う……と思っちゃいます(^o^)
いいとこ見せようとしてるんですかね。
相勤することが多くて、仲良くなった女性警備員は何人かいます。
そのうちのひとりは、いつもマスクをしているので、じつは素顔を知らなかったりします。コロナ禍の影響ですが、もし「この人、知ってますか?」と素顔の写真を見せられても、私は知らないと答えるでしょう。
これって、知り合いとはいえないのでしょうね。
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